債権とは？
株をこれからやる上で債権という言葉は知っておいたほうがいいかもしれませんね。債権というのは、簡単に言ってみると、ある人が他の人にお金の支払いなど特定の要求をする権利のことを言います。少し難しいかもしれませんが、AさんがBさんに対してお金の支払いを要求する権利ですね。債権を持っている人は債権者といいますし、債権の要求を受ける人というのは、債務者という言い方をしています。よくあることが、銀行でローンを組みますね。この場合、銀行のローンを支払っていかなければいけない人は債務者で、銀行は債権者ということになります。債権というのは目には見えない権利なのですが、債権を目に見えた状態にしたものは債券です。同じ読み方なので、少し難しいですが、これ下部をこれから始めるにあたっては覚えておいたほうがいいでしょう。そして株は債券にあたります。株式会社が不特定多数のお金を出してくれる相手から、資金を集めるために発行する有価証券ですが、債券を持っていれば債券を発行している人に対して、債権を持っていると証明できることになります。会社が発行している債券は社債と呼んでいますし、国が発行している債券のことは国債といった形で呼んでいます。株式とは少し違って、債券というのは配当はないのですが、発行元はお金を借りたときと同じように利息を支払うことになります。株式との違いは、元本の返済も必要になるということです。普通にお金を貸し借りするのとは少し違っています。